Cephalid Breakfast考察1
2010年2月13日 MTG(レガシー) コメント (2)たまにはこういうこと書いてもいいよね!
ということでCephalid Breakfastについて改めて考えてみた。
これからCephalid Breakfastを作る人の参考になれれば幸いです。
まずこのデッキの勝利方法は実質、《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚を揃えるだけ。というものすごく簡単なコンボです。それをサポートするためにこの2枚をサーチするカードが大量に入っています。
この2枚が揃った後は、《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の起動型能力を《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》を対象にし、ライブラリーを全て落とすことを可能にします。
ライブラリーを全て墓地に落とす際に、数枚デッキに入ってる《ナルコメーバ/Narcomoeba》数体が場に出て、ナルコブリッジのように《戦慄の復活/Dread Return》のフラッシュバックのコストにあてることができます。
あとは《戦慄の復活/Dread Return》からフィニッシャーを釣り上げてそのターン中に瞬殺するという面白いデッキです。最速2ターンキルできます。
フィニッシュ方法ですが、一般的に2種類あり、
①《縫合グール/Sutured Ghoul》型
《縫合グール/Sutured Ghoul》を《戦慄の復活/Dread Return》で釣り上げて、その際墓地にある《ドラゴンの息/Dragon Breath》が《縫合グール/Sutured Ghoul》に付き、速攻、トランプルをもったパワーが20を超える瞬殺クリーチャーにすることでワンパンチして勝利します。
②《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》型
こちらは少し複雑なのですが、まず《戦慄の復活/Dread Return》で《霊体の先達/Karmic Guide》を釣り上げます。
《霊体の先達/Karmic Guide》が場に出ると墓地にあるクリーチャー一体を場に出すことができるので、墓地から場に出すクリーチャーを《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》にします。
場には《霊体の先達/Karmic Guide》と《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》という状態です。
そして、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の起動型能力を《霊体の先達/Karmic Guide》を対象に使い、《霊体の先達/Karmic Guide》のトークンを場に出します。
場に出ると墓地にあるクリーチャー一体を場に出すことができるので、《やっかい児/Pestermite》や《空の軽騎兵/Sky Hussar》のようなクリーチャーをアンタップできるようなクリーチャーを釣り上げ、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》をアンタップします。その後は《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の起動型能力を《やっかい児/Pestermite》か《空の軽騎兵/Sky Hussar》を対象に使い、速攻持ちの無限《やっかい児/Pestermite》か《空の軽騎兵/Sky Hussar》トークンがフルパンチして勝利します。
つまり、
1,霊体の先達を墓地から場に出す
2,霊体の先達の能力でキキジキが墓地から場に出る
3,キキジキの起動型能力で霊体の先達のトークンを場に出す
4,霊体の先達トークンの能力でやっかい児が墓地から場に出る
5,やっかい児のcip能力でキキジキをアンタップ
6,キキジキの起動型能力でやっかい児のトークンを場に出す。5へ戻る。
5~6のループで速攻持ちのやっかい児が無限に出せます。
かなり複雑なようですが、一度この流れを理解したらものすごく簡単です。
前者と後者の利点は
前者は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を積むことができ、序盤のブロッカー&状況によってはビートができる。ということが大きいと思います。《縫合グール/Sutured Ghoul》の餌としては昔は《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper》のような餌専用のカードが採用されていたのですが、未来予知が出てからはブロッカーになれる大型クリーチャー《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が採用されました。
後者は、勝ち手段が、最終的に《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》と《やっかい児/Pestermite》の2枚を並べるというものなので墓地経由しなくても《霊気の薬瓶/AEther Vial》経由で勝利する可能性を持っているということです。もちろん稀ですが。あとは《ドラゴンの息/Dragon Breath》のようなそのターン中に勝利するためのエンチャントが入っていないため、相手の場に《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》が立っていた場合にもお構いなしでそのターン中に瞬殺することができます。前者と比べ「1ターン早く勝てる可能性を持っている」ということです。
このデッキは、見た目《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚を揃えるだけのコンボですが勝つためには2つのコンボを決めないといけません。といっても1つ目のコンボを決めた場合、大体は勝てます。
Ⅰ,ライブラリーを全て落とすコンボ ←2枚を揃えるだけのコンボ
Ⅱ,そのターン中に勝つためのコンボ ←これが上で書いた2つの型のいずれかです。
まずⅠつ目のコンボ《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚をそろえるコンボは簡単そうに見えて簡単ではありません。どちらもクリーチャーなので除去の弱さが目立ちます。相手は、こちらがプレイした相方のスタック中に場に出てる方を除去するだけです。その上タフネスがいずれも1以下なので、バーンデッキ相手などは相手の手札が全て除去に見えてきますwカウンターが乗っている《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》が相手の場にあればもう絶望的ですw
しかし相手は序盤テンポ良く展開してくるので除去のマナを浮かさないで展開してくるはずなので序盤が勝負といってもいいです。《霊気の薬瓶/AEther Vial》でスキを突いたり、大量の、《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》をプレイして相手の除去の中ごり押しして成立させることも珍しくありません。
Ⅰつ目とⅡつ目のコンボの間(またはⅠつ目のライブラリーを落としている途中)に自分のクリーチャーを《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で生贄にしてⅡつ目のコンボ前の前方確認や、手札に来てしまった《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》などのコンボパーツを全て墓地に落とすなどの作業をします。
Ⅱつ目のコンボを開始する際、弱点が露呈します。
それはⅡつ目のコンボは墓地対策されると《戦慄の復活/Dread Return》をプレイしても釣り上げられずそのまま死にます。相手に《根絶/Extirpate》が入っている場合ライブラリーを墓地に落とす前に前方確認をしないとここで死に絶えます。なのでⅠつ目のコンボの前に相手の墓地対策をどうにかしないといけません。
しかしメインは墓地対策はほぼない為大抵瞬殺できます。
サイド後はレガシー環境で猛威をふるう、ドレッジのせいでほぼ全てのデッキのサイドに墓地対策が入っているため、このデッキは環境から駆逐されました。ドレッジとは違い、墓地対策以外(《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》型は《真髄の針/Pithing Needle》など)にも対策されやすいのも逆風だと思います。
墓地対策の中でも《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》系起動型と《虚空の力線/Leyline of the Void》系置換系、《根絶/Extirpate》系のものとでかなりの種類があったり、《真髄の針/Pithing Needle》の対策やカウンター系対策(コンボパーツが1,2マナなので特にCTGなど。1ターン目に《霊気の薬瓶/AEther Vial》置けないと相当まずいです。)など課題はいっぱいあります。それでも勝てない訳ではありません。
次に書くときはCephalid Breakfastの対策カードの対策を書いてみようかなと。
ということでCephalid Breakfastについて改めて考えてみた。
これからCephalid Breakfastを作る人の参考になれれば幸いです。
セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist (1)(青)
クリーチャー — セファリッド(Cephalid) ウィザード(Wizard)
セファリッドの幻術師が呪文や能力の対象になるたび、あなたのライブラリーのカードを上から3枚、あなたの墓地に置く。
(2)(青),(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それに与えられる戦闘ダメージと、それが与えるすべての戦闘ダメージを軽減する。
1/1
コーの遊牧民/Nomads en-Kor (白)
クリーチャー — コー(Kor) ノーマッド(Nomad) 兵士(Soldier)
(0):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、コーの遊牧民に与えられる次のダメージ1点は、代わりにそれに与えられる。
1/1
まずこのデッキの勝利方法は実質、《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚を揃えるだけ。というものすごく簡単なコンボです。それをサポートするためにこの2枚をサーチするカードが大量に入っています。
この2枚が揃った後は、《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の起動型能力を《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》を対象にし、ライブラリーを全て落とすことを可能にします。
ライブラリーを全て墓地に落とす際に、数枚デッキに入ってる《ナルコメーバ/Narcomoeba》数体が場に出て、ナルコブリッジのように《戦慄の復活/Dread Return》のフラッシュバックのコストにあてることができます。
あとは《戦慄の復活/Dread Return》からフィニッシャーを釣り上げてそのターン中に瞬殺するという面白いデッキです。最速2ターンキルできます。
フィニッシュ方法ですが、一般的に2種類あり、
①《縫合グール/Sutured Ghoul》型
《縫合グール/Sutured Ghoul》を《戦慄の復活/Dread Return》で釣り上げて、その際墓地にある《ドラゴンの息/Dragon Breath》が《縫合グール/Sutured Ghoul》に付き、速攻、トランプルをもったパワーが20を超える瞬殺クリーチャーにすることでワンパンチして勝利します。
②《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》型
こちらは少し複雑なのですが、まず《戦慄の復活/Dread Return》で《霊体の先達/Karmic Guide》を釣り上げます。
《霊体の先達/Karmic Guide》が場に出ると墓地にあるクリーチャー一体を場に出すことができるので、墓地から場に出すクリーチャーを《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》にします。
場には《霊体の先達/Karmic Guide》と《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》という状態です。
そして、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の起動型能力を《霊体の先達/Karmic Guide》を対象に使い、《霊体の先達/Karmic Guide》のトークンを場に出します。
場に出ると墓地にあるクリーチャー一体を場に出すことができるので、《やっかい児/Pestermite》や《空の軽騎兵/Sky Hussar》のようなクリーチャーをアンタップできるようなクリーチャーを釣り上げ、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》をアンタップします。その後は《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の起動型能力を《やっかい児/Pestermite》か《空の軽騎兵/Sky Hussar》を対象に使い、速攻持ちの無限《やっかい児/Pestermite》か《空の軽騎兵/Sky Hussar》トークンがフルパンチして勝利します。
つまり、
1,霊体の先達を墓地から場に出す
2,霊体の先達の能力でキキジキが墓地から場に出る
3,キキジキの起動型能力で霊体の先達のトークンを場に出す
4,霊体の先達トークンの能力でやっかい児が墓地から場に出る
5,やっかい児のcip能力でキキジキをアンタップ
6,キキジキの起動型能力でやっかい児のトークンを場に出す。5へ戻る。
5~6のループで速攻持ちのやっかい児が無限に出せます。
かなり複雑なようですが、一度この流れを理解したらものすごく簡単です。
前者と後者の利点は
前者は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を積むことができ、序盤のブロッカー&状況によってはビートができる。ということが大きいと思います。《縫合グール/Sutured Ghoul》の餌としては昔は《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper》のような餌専用のカードが採用されていたのですが、未来予知が出てからはブロッカーになれる大型クリーチャー《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が採用されました。
後者は、勝ち手段が、最終的に《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》と《やっかい児/Pestermite》の2枚を並べるというものなので墓地経由しなくても《霊気の薬瓶/AEther Vial》経由で勝利する可能性を持っているということです。もちろん稀ですが。あとは《ドラゴンの息/Dragon Breath》のようなそのターン中に勝利するためのエンチャントが入っていないため、相手の場に《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》が立っていた場合にもお構いなしでそのターン中に瞬殺することができます。前者と比べ「1ターン早く勝てる可能性を持っている」ということです。
このデッキは、見た目《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚を揃えるだけのコンボですが勝つためには2つのコンボを決めないといけません。といっても1つ目のコンボを決めた場合、大体は勝てます。
Ⅰ,ライブラリーを全て落とすコンボ ←2枚を揃えるだけのコンボ
Ⅱ,そのターン中に勝つためのコンボ ←これが上で書いた2つの型のいずれかです。
まずⅠつ目のコンボ《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》の2枚をそろえるコンボは簡単そうに見えて簡単ではありません。どちらもクリーチャーなので除去の弱さが目立ちます。相手は、こちらがプレイした相方のスタック中に場に出てる方を除去するだけです。その上タフネスがいずれも1以下なので、バーンデッキ相手などは相手の手札が全て除去に見えてきますwカウンターが乗っている《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》が相手の場にあればもう絶望的ですw
しかし相手は序盤テンポ良く展開してくるので除去のマナを浮かさないで展開してくるはずなので序盤が勝負といってもいいです。《霊気の薬瓶/AEther Vial》でスキを突いたり、大量の、《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》をプレイして相手の除去の中ごり押しして成立させることも珍しくありません。
Ⅰつ目とⅡつ目のコンボの間(またはⅠつ目のライブラリーを落としている途中)に自分のクリーチャーを《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で生贄にしてⅡつ目のコンボ前の前方確認や、手札に来てしまった《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》などのコンボパーツを全て墓地に落とすなどの作業をします。
Ⅱつ目のコンボを開始する際、弱点が露呈します。
それはⅡつ目のコンボは墓地対策されると《戦慄の復活/Dread Return》をプレイしても釣り上げられずそのまま死にます。相手に《根絶/Extirpate》が入っている場合ライブラリーを墓地に落とす前に前方確認をしないとここで死に絶えます。なのでⅠつ目のコンボの前に相手の墓地対策をどうにかしないといけません。
しかしメインは墓地対策はほぼない為大抵瞬殺できます。
サイド後はレガシー環境で猛威をふるう、ドレッジのせいでほぼ全てのデッキのサイドに墓地対策が入っているため、このデッキは環境から駆逐されました。ドレッジとは違い、墓地対策以外(《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》型は《真髄の針/Pithing Needle》など)にも対策されやすいのも逆風だと思います。
墓地対策の中でも《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》系起動型と《虚空の力線/Leyline of the Void》系置換系、《根絶/Extirpate》系のものとでかなりの種類があったり、《真髄の針/Pithing Needle》の対策やカウンター系対策(コンボパーツが1,2マナなので特にCTGなど。1ターン目に《霊気の薬瓶/AEther Vial》置けないと相当まずいです。)など課題はいっぱいあります。それでも勝てない訳ではありません。
次に書くときはCephalid Breakfastの対策カードの対策を書いてみようかなと。
コメント
是非!